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マロンとの七転八起?
コウ先生にいろいろ聞いてもらって私が感じたのは

4年前の危惧が現実になったというだけの話しだっていうことでした。

マロンの居場所はどこにもないという、高機能の子をもっている親なら

大概ぶち当たる分厚い壁です。



しらかば学級は彼の本拠地として、安全感と安心感をもてて、自分を出せる一方で

少し難しいことを学びたいというニードを満たせません。

交流級では一緒に仲間と学べるものの、安全感と安心感が十分ではなくて、

彼自身を出せなくて苦しい思いもします。

そんな中での学びはおそらく非常に効率が悪いし、力も出せません。

今は、交流級の仲間への意識がとても強くなってきているマロンには

意識の居場所がどちらでもないのでしょう。



何が欲しいかはわかっているし、モデルもあります。

昨日も講演会で見てきました。

でも、この地方にはおそらくないのでしょう。

この国の大部分にないというのが正解だと思います。

知る人からすれば虐待だと表現されていた<知らないでかかわること>の方が

もしかしたらまだまだ一般的なのかもしれないなぁとも思います。

(別に巷に虐待がはびこっていると言うつもりはありません。)



無い物ねだりをするつもりはないけれど、

腹をくくるときも近づいてきたかぁという思いはあります。



今日のマロンはすごくよどんで帰ってきました。

登園拒否の頃を思い出すような、あの感じがいよいよきたか…とも思ってしまうような久方ぶりに見るマロンの様子でした。

マロンにしては珍しく、いつものプールを断固<No>と言い張りました。

言い方はマイルドなマロン仕様のNo。

それはそれで価値あることで、

こうした場合、たとえ周囲にはわからなくても

たいてい私がおぼろげにでも推測可能な、十分に筋の通った理由や原因があります。

この場合のNoは肯定し、支えるべきNo。

もちろん我がままが混じることもあるけれど、今日のはそれではありませんでした。



本人がいう<眠たくて、少し寝ちゃった>としても、疲れているのとは違うらしく、

帰ってからはお夕寝もせず、自分で通信教材で勉強を始めてお手伝いもしてました。

ただ、今日は敢えて日記についてはプッシュしないでおきました。

学校を思い出すものは嫌そうに見えたから。



今はしらかば学級の仲間も交流の仲間も大好きで、コウ先生も大好きで、

すぐには登校拒否なんかは起こさないだろう(?)けれど

これからは久々に綱渡りの毎日が続くのだろうと思っています。



最終の目標はいつだって<マロンの人生にとってプラスであること>だから、

それを基準にいろんなことを選んでよいのだし。



まだ、居間の壁に張ってある、ケイン先生がいた頃に書いてくれた

<なかないで学校にこよう!!>

妙に懐かしかったりします。

【2006/07/04 01:21】 | その他
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